今回は、終活カウンセラーの母をもち、
自身もお墓参りが大好きだという
藤井 怜(ふじいさと)さん(小学5年生)に聞きました。

・まず、怜さんのお墓に対するイメージをお聞かせください
 石の置物?石の銅像?みたいな中に、おじいちゃんとかおばあちゃんとか、
 ご先祖さまがたのお骨(おほね)が入っている、っていうイメージですね。

・「お墓参り」については、どうですか?
 おじいちゃんとおばあちゃんに会えた感じがするから好きです。

・今どきは、樹木葬とか海洋散骨とか、いろんなお墓のカタチがありますが、
 お父さんやお母さんには、どんなお墓に入って欲しいと思いますか?
 お花畑のところにあるお墓があれば、そこに入っていただきたいと思います。
 お母さんが好きなひまわりのお花がいいなぁ。

・墓標 ( ここにお墓があるよという印 ) はどんなものがいいですか?
 やっぱり頑丈だから、石のお墓がいいと思います。

・お墓参りをしたら、どんな気持ちになりますか?
 実際に、おじいちゃんやおばあちゃんに会いたいなぁと思うこともあります。
 おじいちゃんとおばあちゃんの表情がニッコリしているように思えるときがあ
 ります。
・今までで印象に残ったお墓参りはありましたか?
 おじいちゃん、おばあちゃん、じゃあまた家でもよろしくね~と言って帰ってくるから、いつ行っても同じですね。
 お墓参りよりも、その後に行くお寺の法要の待合室で、そこで(子どもだけ)貰えるお菓子を食べながら、お茶を飲んだりできるのが楽しみです。

・自分はどんなお墓に入りたいですか?
 将来の自分の子どもが、このお墓いいなぁと思ってくれるようなお墓なら、なんでもいいと思っています。でも、もしかしたら、「こんなお墓に入りたいなぁ」と思うことがあって、子どもに伝えることがあるかもしれないです。

・最近は、お墓を持たない人が増えていますが?
 お盆とかお彼岸とかに、会いにきて貰えないから私は寂しいと感じると思います。

・もし、お父さんやお母さんのお墓がなかったら、どうしますか?
 自分の大切な大好きなお母さんだから、いつもそばで見守っていて欲しいから、海に流したりしたくないです。あ!もちろんお父さんも。だから、絶対お墓はあった方がいいと思います。
 お骨に魂が宿っているような気がするし、側で見守って貰えるような気がするので、もしもお墓が無かったら、お骨は家のお仏壇にずっと置いておきたいです。でも、お墓はあった方がいいと思います。

・最後に、怜さんにとって、ズバリお墓とは何でしょうか?
 亡くなってしまった人の骨や魂を、そこに埋めておく石の像です。

 本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

        2020年 8月18日 聞き手 藤井 奈緒